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『天女銭湯』をつくった、ペク・ヒナってどんな人? (1)


▲絵本『天女銭湯


インパクトあるこの表紙、店頭で見てぎょっとされた方もいるのでは?
この絵本をつくったのは、ソウル在住のペク・ヒナさん。


「いたずら人形作家」を自称するペク・ヒナさんは、
カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学び、
アニメ制作の手法をもとに、独自の撮影スタイルで、絵本作家になりました。


天女銭湯』は、幼い頃、銭湯で遊んだ記憶をヒントに生まれました。
「滝の壁画と岩があり、奥の山にはきっと山神さまが隠れている」と、
少女ペク・ヒナは想像したそうです。
男の神さまは女湯に入れないから、
そこには天女がいるにちがいないと物語がふくらんでいきました。


ソウル中かけずり回って、当時の佇まいを残す銭湯を見つけ、
銭湯を借り切って、スタッフ総出で撮影されたそうです。


人形はスカルピー粘土。成形してオーブンで焼き上げ、着色します。
シーンに合わせて、アトリエでは何十体も制作。


撮影には、バービー人形を使って立体世界を測定。
水中を思わせる浴槽シーンは、アクリル板に泡を書いて演出されています。
ペク・ヒナさん自らカメラマンとなって、スタッフの総指揮にあたりました。


▼絵本『天女銭湯』特設サイトはコチラ!
http://www.bronze.co.jp/tennyo_sento/index.html
メイキングビデオのほかに、
ペク・ヒナさん、長谷川さんのコメントもあります!


(若月)