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北京へ本の旅1 書店めぐり

北京へ本の旅1 書店めぐり


8月21日から3泊4日で、北京へ出かけてきました。
1日目は、書店めぐり。
天安門近くのBeijing Books Buildingは、国営書店。
ビルがまるごと書店で、児童書は4階にあります。
床に座って親子で絵本を読みふけっています。
お気に入りを見つけたら、どんどんカートに放り込んでいって、
レジへ行く頃には、てんこ盛り。
中国の親子は、絵本の購買意欲満々です。
 
 


2軒目は、絵本専門店の蒲蒲蘭絵本館。
ポプラ社北京が経営する、中国に4店舗ある書店の本館です。
ビジネス街のビルの2階にあります。
ふかふかのカーペットが敷かれ、カラフルな店内には、
子どもがすっぽり入れる小さな空間があちこちにあって、
さながら秘密基地で絵本を読むような趣向。
作家の色紙を見ているうちに、発見しました!
『天女銭湯』のペク・ヒナさんです。
人形でなく、絵で描かれている色紙は新鮮でした !



最後に訪れたのは、民営の書店西西弗。
一見、蔦屋書店風のつくりです。
比較的小ぶりな店舗で、児童書も少なめですが、
置いてある本も趣味性が強い印象でした。
 



書店を3軒まわるのに、丸一日かかってしまいました。
広い北京には16路線もの地下鉄が縦横無尽に走っていますが、
自動改札機を通るとき、
手荷物のX線検査とボディチェックがあるのです。
しかも乗り継ぎは、大手町駅のように、1駅くらい歩く感じの離れよう。



児童書コーナーは、どこでも日本の翻訳絵本が半数以上を占めている印象。
いま、中国の子どもたちの前には、
世界のロングセラーから話題の新作まで、
膨大な絵本が広がっています。
世界の名作絵本に親しんだ世代が、絵本作家として、
中国オリジナルの作品を、きっと創り出していくことでしょう。
中国の未来を想像すると、わくわくしてきます。