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絵本やイベント情報についてご紹介します。

『くるくるくるよ おすしがくるよ』新刊インタビュー・その2

その1に続き、今回は実際の制作にまつわるお話。


【広報】製作期間はどのくらいかかりましたか?
【山縣】
テキストを書いてくださった川北亮司さんにお手紙を出したのが、
2009年の10月で、2009年の年末には、テキストはほぼ書き上がっていました。
その後山村さんに絵を依頼し、ラフに合わせてテキストも
少しずつ修正を入れていただきました。


お寿司の登場の順番を変えたりとラフの調整には時間がかかりましたが、
原画制作は集中して短期間でしあげてくださいました。
発売は2011年の3月ですから、依頼から発売まで、1年半くらいかかっています。


【広報】ここはこだわった!という部分はどこですか?
【山縣】
言葉で表現されていない世界を、
さらにひろげて思いっきり描いてくださいと山村さんにお願いし、
何度かラフを書き直してくださった末、今の原画をあげていただきました。
回転寿司が異次元の世界につながって、親子がまきこまれていく感じを
表現していただき嬉しかったです。


それから、これは山村さんのこだわりですが、
お寿司の白い米をひきたたせるために、原画には「鳥の子」という、
うっすらと優しい色のついた和紙を使っています。


【広報】ここで、こっそりラフをお見せしちゃいます!
キャラクターの設定や、色、紙など、
作家さんと編集との細かなやりとりが見てとれますね。

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タイトルも表紙も、最初は全然違うものだったようです!
  


次回へ続く!
作家おふたりの好きなキャラクターや、とっておきのエピソードなど、
まだまだ続きます。お楽しみに!


(広報M)