詩を全文ご紹介しましたが、どういう場所で生まれたのでしょうか?
安里くんが住んでいるのは、日本最西端にある与那国島です。
紺碧の海に囲まれた小さな島には、のんびりと美しい景色が広がっているそうです。
ここからは取材の写真と、長谷川さんのあとがきから様子をお届けしましょう。
*
(長谷川さん、石垣空港から与那国島へ向かう飛行機といっしょに)
9月、ぼくは安里くんに会いに、与那国島をたずねました。
そこは、この詩のとおり、長命草(ちょうめいそう)がたくさんはえ、
与那国馬がヒヒーンとなく、青く美しい、光まばゆい、風吹く、
そして、のんびりした、おだやかなところでした。
「このへいわがずっとつづいてほしい」という安里くんの思い願いを、そのまま感じました。
(『へいわってすてきだね』あとがきより)
(つづく)