だいぶ春めいてきましたね。
日なたはぽかぽかで、のどかなきもちになりますね。
あたたかい今日のような日には、とびきりキュートな絵本をご紹介。
来週いよいよ発売になる、新刊『ライオンをかくすには』です。
ぼうしをかいに、町にやってきたライオン。でも、町の人たちはライオンをこわがって、追いかけます。
少女・アイリスは、庭に逃げてきたライオンを、子ども部屋にかくしてあげることにしました。
けれども、そうかんたんにはいきません。大きいし、もじゃもじゃだし、重たいし……
ねむると、もっと重たくなるみたい! ライオンて、いっぱいねむるんですよ。
さて、アイリスは、いつまでライオンをかくしておけるでしょうか……
作者のヘレン・スティーヴンズさんは、
ライオンを主人公にした絵本をつくろうと、動物園にスケッチに行きました。
ですが、何回行ってもライオンはねむってばかり!
おりの中で、お客さんにおしりばかり向けていたんですって。
飼育員さんに聞くと、「動物園が開く前にエサをあげてしまうから、
そのあとは1日じゅうねむっているよ」だそうです!
これでは動いているライオンが描けないと悩んでいましたが、
「ライオンはよくねむる」という発想をヒントに、この絵本をつくったのだそうです。
木の上でねむったり、アイリスに絵本を読み聞かせてもらっている間にねむってしまったり、
一度ねむったらびくともしなかったり…… この絵本には、ねむっているライオンがたくさん描かれています。
アイリスとライオンは、とっても仲良し。こんなカットもありますよ。
たてがみにからまった葉っぱをとってあげているところ。
踏み台(?)にのったアイリスの姿が、これまたかわいい!
ライオンがやってきた町は、作者が住むイギリスの町(Berwick-upon-Tweed)をモデルに描かれ、
絵本の中にも登場する、町のタウン・ホールでは、絵本の出版記念パーティも開催されました。
幅広い作品をてがけている、さくまゆみこさんの翻訳で、やさしくあたたかな絵本に仕上がりました!
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今日は、メディアのみなさんに向けて献本を発送する日。
絶賛梱包作業中です〜。
3/12以降、順次配本されて書店さんに並ぶ予定ですので、ぜひ手にとってみてくださいね。
ページをめくるたびに、くすっと笑えるストーリーは、読み聞かせにぴったりです!
もし、家の近所にライオンがやってきたら、わたしはどうやってかくそうかな……
まずは庭のある一軒家に引っ越したいです。笑。
(広報・まつや)