7月も残すところあと1週、思い思いに夏を楽しんでいるお子さんも多くいらっしゃることでしょう🏖
海に、山に、川に、お出かけも素敵ですが、時にはおうちでゆっくりじっくり、名作を味わうのもおすすめですよ💕
『新月の子どもたち』(斉藤倫・作/花松あゆみ・画)は、そんな読書にぴったりの、読み応え抜群の長篇です。
心の奥深いところを揺さぶられる感動の物語、全国の書店員さんからも熱い感想コメントが寄せられています🤗
今日ご紹介するのはこちら!
この本を手にとって最初に目に飛び込んだのが「死刑」という文字としぬ、しなないという文字。私にはどきりとする印象でした。
でも読み進めていくうちにその言葉の意味が理解できてある意味ほっとしたというか…。
言葉が丁寧だし物語の展開もすごくて…読者をぐんぐんひきつける力はさすが斉藤倫さんと思いました。読後感は最高でした!
今の子どもたち、特に思春期に入ろうとしている高学年の子たちに。 この物語を読むと勇気づけられたり希望がわいたり、また癒されたり…
読者が直面している問題や悩み、これから起こるかもしれない問題や悩み、 そしていま立ち止まっている場所から一歩を踏み出すきっかけ、羅針盤になりうるのではと思いました。 ぜひ読んでもらいたい。
また、最近は子どもたちの読書力の差が大きくなっています。 残念なことに分厚い本を見せるだけで引いてしまう(決して分厚くないのですが、 10分読書の影響やら1ページで完結みたいな本が多くて)子どもや親が多くなっているのですが、そういう方々にも読んでもらう努力を書店員として頑張ろうとおもいます。
啓林堂書店郡山店・加川洋子さんのお言葉でした!☺️
加川さんへ、斉藤倫さんからは直筆のお返事が〜💕
『新月の子どもたち』
斉藤倫 作/花松あゆみ 画
https://www.bronze.co.jp/books/9784893097071/