ブロンズ新社公式ブログ

絵本やイベント情報についてご紹介します。

『新月の子どもたち』感想コメント一挙公開! その15

6月8日に発売された『新月の子どもたち』(斉藤倫・作/花松あゆみ・画)🌝🌑

全国の書店員さんから、ぜひいまを生きる子どもたちに手渡したい!と熱いメッセージが寄せられています💕

 

本日ご紹介するのはこちらの方のコメント!

 

斉藤倫さんの文って、絵がなくても、想像しやすいなと思いました。情景も登場人物の気持ちも。

子どもの死刑囚、監獄とあって、びっくりしましたが、文を追っていくと自然に頭の中で絵がうかびます。

夢からさめた現実の世界は、学校の場面など、すごくリアルに感じました。

 今回、絵は版画なんだ、おとなしめで懐かしいような絵だなと思ったのですが、実際に読んでみると、 この絵が文からかきたてられるものを、うまく補ってくれました。現実と夢を行き来する話に、ぴったりの絵なんじゃないかと。

どこかで見た絵だなと思ったのですが、以前SNSで見て、いいなと思った絵と同じ方でした。女の子の横顔の絵を見て、気づきました。

斉藤倫さん、ほんと、子どもの繊細さや敏感さの描写が上手だと思いました。平居くん、レインだけでなく、他の登場人物の気持ちも。

この子、なんで、こんなこと言うの?ってところもありましたが、読んでいくと、それぞれに想いや悩みがあったり、 コミュニケーションのもどかしさがあったりして、子どもらしい、人らしい。

外でいろんな人と関わってるからもどかしいのだけど、関わって生まれる優しさを感じました。

大人も楽しめますが、平居くんたちぐらいの高学年や中学生に、そして男の子にも読んでもらいたいです。

 

こどもの本のみせ ともだち・湯阪美智子さんのお言葉でした!✨

 

そして湯阪さんへは作者斉藤倫さんからこんな直筆のお返事も💕

 

 

湯阪さん、斉藤さん、ありがとうございました!

高学年や中学生、高校生の子たちにも、ぜひ手にとってもらいたい一冊です💕💕

 

新月の子どもたち』

斉藤倫 作/花松あゆみ 画

https://www.bronze.co.jp/books/9784893097071/