ブロンズ新社公式ブログ

絵本やイベント情報についてご紹介します。

クリスマスにおすすめの絵本『しろくまのパンツ』

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一度見たら忘れられない、パンツをはいた絵本!

しろくまさんの赤いパンツを脱がさないと、絵本を開くことができません(笑)

しろくまさんがなくしたパンツを探していると、いろんなパンツがでてきます。

誰のパンツかな?と、親子で当てっこしながら楽しく読める一冊です。

  

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しろくまのパンツ』

tupera tupera

定価:1,400円+税

https://www.bronze.co.jp/books/post-64/

※全国の書店で販売中です 

 

あらすじ

「どこにいったんだろう?」 パンツをなくしてこまっているしろくまさん。そこへ、心配したねずみさんがやってきて、いっしょにパンツをさがしにいくことに。しましまのパンツ、かわいい花がらのパンツ、へんてこりんな水たまのパンツ......物語のラストには、あっとおどろく発見が!

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受賞歴

・第2回 街の本屋が選んだ絵本大賞

・第18回 日本絵本賞読者賞[山田養蜂場賞]

・第4回 ようちえん絵本大賞

・第6回 MOE絵本屋さん大賞 第3位

・第2回 静岡書店大賞児童書新作部門 第2位

・第4回 リブロ絵本大賞 第5位

・フランス・マルセイユ こどもの本大賞2014

 

 著者紹介

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tupera tupera

亀山達也と中川敦子によるユニット。抜群のデザインセンスと色彩感覚で、絵本やイラストをはじめ、映像と舞台のディレクションなど幅広く活動している。立川のPLAY! Museum にて、12月29日まで「tupera tuperaのかおてん.」が開催中。

 

▼作品の詳細はこちら

https://www.bronze.co.jp/books/post-64/

 

 

⭐そのほかクリスマスにおすすめの絵本⭐

≫くまのがっこう ジャッキーのクリスマス

≫ビロードのうさぎ

≫てんしさまがおりてくる

≫ねぐせのしくみ

≫限定版 特製身長計入り だるまさん3冊ギフトボックス

 

クリスマスにおすすめの絵本『ビロードのうさぎ』

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これまで世界中で愛されてきた名作『ビロードのうさぎ』を、酒井駒子さんの繊細で美しい絵と抄訳で描いた本作。大人のファンも多い一冊です。

ずっと大事にしていたうさぎのぬいぐるみと男の子との愛らしくて切ない、でも希望のあるお話しがすっと心に染み入ります。

  

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『ビロードのうさぎ』

マージェリィ・W・ビアンコ 原作

酒井駒子 絵・抄訳

定価:1,500円+税

https://www.bronze.co.jp/books/9784893094087/

 ※全国の書店で販売中です 

 

あらすじ

クリスマスの夜に、ぼうやのもとにやってきたビロードのうさぎ。子どもに心から愛されたおもちゃにおとずれる「子どもべやのまほう」の話を耳にします。やがて、ぼうやにとってかけがえのないものになったうさぎは......

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受賞歴

・月刊「MOE」(白泉社)2007年絵本ベスト30 第1位

・「この絵本が好き!2008年版」(平凡社)2007年国内絵本 第1位

 

 著者紹介

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酒井駒子

1966年、兵庫県生まれ。98年の絵本作家デビュー以来、その華麗な絵は世界の人たちをまたたくまに魅了し、内外の絵本賞を多数受賞。装画も数多く手がけている。画家の眼で捉えた森のエッセイは秀逸。

 

▼作品の詳細はこちら

https://www.bronze.co.jp/books/9784893094087/

 

 

⭐そのほかクリスマスにおすすめの絵本⭐

≫くまのがっこう ジャッキーのクリスマス

≫しろくまのパンツ

≫てんしさまがおりてくる

≫ねぐせのしくみ

≫限定版 特製身長計入り だるまさん3冊ギフトボックス

 

クリスマスにおすすめの絵本『くまのがっこう ジャッキーのクリスマス』

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「くまのがっこう」は、くまのこ12ひきのあたたかな日常を描いた大人気シリーズです。やさしいおにいちゃんくまのこと、いちばんさいごのたったひとりの女の子ジャッキーの物語。

『ジャッキーのクリスマス』は、クリスマスの朝、ひとり暮らしのおじいさんと出会ったジャッキーのハートフルなお話しです。

この時期だけのスペシャル帯つき!ぜひ手に取ってご覧ください。

 

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『くまのがっこう ジャッキーのクリスマス』

あだちなみ 絵

あいはらひろゆき 文

定価:1,300円+税

https://www.bronze.co.jp/books/post-67/

 ※全国の書店で販売中です 

 

あらすじ

クリスマスの朝、ジャッキーはひとり暮らしのおじいさんと出会います。招待されたお家には、今はもういない、ちょうどジャッキーと同じくらいの女の子の写真がありました。むねが、きゅーっと苦しくなったジャッキーは、雪の中に飛びだして......

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 著者紹介

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あだちなみ 絵

1974年、岐阜県生まれ。多摩美術大学卒。美しいカラーリングと抜群のファッションセンス、キュートな絵で、ファンを魅了しつづけている。2020年4月から母校の大学でイラストレーションを教えている。

 

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あいはらひろゆき 文

1961年、宮城県生まれ。子どもの誕生をきっかけに「くまのがっこう」シリーズを立ち上げる。

 

▼作品の詳細はこちら

https://www.bronze.co.jp/books/post-67/

 

 

⭐そのほかクリスマスにおすすめの絵本⭐

≫ビロードのうさぎ

≫しろくまのパンツ

≫てんしさまがおりてくる

≫ねぐせのしくみ

≫限定版 特製身長計入り だるまさん3冊ギフトボックス

 

岡田千晶さんの絵本原画展 「静かに扉をひらくとき」にいってきました!

岡田千晶さんの絵本原画展

「静かに扉をひらくとき」にいってきました!

石津ちひろさんと岡田千晶さんの新刊

『まほうのハッピーハロウィン』の発売が偶然展覧会に重なって、

展示タイトルにびったりの絵があったことから

メインビジュアルにも、絵本のワンシーンを使っていただきました。

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岡田さんと石津さんでぱちり

 

岡田さんの6冊の絵本原画を

たっぷりと見ることのできるこの展示。圧巻でした。

お客様、何度もきています、という方も。

岡田さんのさまざまな絵本原画が

こうしてずらりと並び、

広すぎず、ちょうどいいスペースに

ころよいリズム感で展示されていると、

じっくり絵と向き合うことができます。

 

素晴らしい画力にため息……

岡田さんは「光と影を描く」と表されるけれど

その光と影で描き出しているのは

「気配」なんだなあと思います。

そこに満ちている空気や風、におい、温度。

 

魔女の女の子のまわりに、ごうごうと吹く風。

森におちる光の道にかかる靄。

日本家屋のひんやりとした湿度。

蝋燭が消えたときの、チッという音とにおい。

 

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開催に寄せて・・の文章に岡田さんは、こう書いています。

 

「絵本の絵を描くときは、

まず具体的に場面を想像してみます。

登場する人や動物の、

そのときの気持ちや次の行動をイメージして、

ある瞬間を切る取るように設定を考えます」

 

次の行動もイメージして……

そう、瞬間を切り取っていても

そこに前後の時空も感じられる絵なのですねえ。

 

原画展にきて、あらためそのことを体感しました。

絵とあらためて対峙でき、発見のあるいい空間でした。

これが無料で見られるなんて……すばらしいです!

 

たくさんの人にみてもらいたい展示です。11/3まで。

原画展詳細はこちらです。

公益財団法人 調布市文化・コミュニティ振興財団 岡田千晶絵本原画展「静かに扉をひらくとき」

 

こちらブログの過去記事では

岡田さんが光を浮かび上がらせる独特な手法について解説しています。

絵本『まほうのハッピーハロウィン』ができるまで【後編】物語が姿をあらわす時 - ブロンズ新社公式ブログ

 

(編集担当 Y)

絵本『まほうのハッピーハロウィン』ができるまで【後編】物語が姿をあらわす時

 石津さんからテキストをうけとった岡田さんは、

ともに経験したハロウィンの取材風景からイマジネーションをひろげ、

絵本の絵を描きはじめました。

 

今回はそれぞれの絵を

「1枚の絵としても飾りたくなるような美しい作品になること」

と意識して、絵を描きたいと岡田千晶さんは考え、

構図や画面作りに時間をかけられました。

 

そして、もうひとつ心がけたのが

子どもたちの表現が、生き生きしていること。

ゆたかな表情や体の動きで

ドキドキわくわくする子どもたちを表せるよう

こちらも試行錯誤をつづけました。

 

衣装の検討も話し合いを重ねて

取材の中でであった、いろいろな子どもたちから

ヒントを得て、決めていきました。

 

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 【光と影を浮かび上がらせる方法】

 

岡田さんの絵の光と影は

どのように生まれているのでしょうか。

実はとても独特の方法で描かれているんです。

ラフから作画完成までを駆け足で見てみましょう。

 

こちらは最初のミニラフ。

このようなコマ割りの状態で、絵本の流れを作っていきます。

 

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全体の流れが決まったら、各ページの構図をラフを描きながら固めます。

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構図が決まったら、本番の絵の下絵に入ります。

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ここからが岡田さん独自の手法です。

この「下絵」をスキャンして、ここからはパソコンで作業。

版画で作ったテクスチャーをパソコン上で下絵にかさね、

光があたっている部分を削り出すように白く抜いていきます。

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この段階の画像を、精度の高いプリンターで水彩紙に出力します。

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出力した絵に、色鉛筆で色付けをしていきます。

鉛筆で影や面の質感を描き重ねると…原画の完成。

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こうして美しい世界が、生み出されるのです。

 

しあがった絵を、おはなし作家の石津さんに見ていただき

この段階でまた、丁寧にテキストを推敲してくださいました。

さいご、絵とぴったり寄り添うようなテキストができあがり、

作品の完成です!

 

そのあと、デザイナー、印刷・製本所のみなさんの手を経て

やっとやっと、1冊の絵本として、この世に誕生したのでした。

  

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 【絵本原画展が開かれています】

 

そして、なんと幸運なことに…

この絵を間近に見られる原画展が、いま開かれているのですよ。

 

岡田千晶絵本原画展「静かに扉をひらくとき」
会期:2020年9月26日(土)~11月3日(火・祝)*10月26日、27日休み
時間:10:00~18:00
会場:調布市文化会館たづくり1階展示室(東京都調布市小島町2-33-1)
入場料:無料
問い合わせ:042-441-6150

 

入場無料で会期は11/3まで。

 

『まほうのハッピーハロウィン』のあのシーンを

メインビジュアルに採用していただきました。

 

印刷製本して本のかたちになったものが

絵本の完成形。

まずは絵本を楽しんでいただいて、

気になった方はぜひ、素晴らしい原画に出会いに

おでかけくださいませ。

 

『まほうのハッピーハロウィン』の詳細はこちら

 

≫記事の前編はこちら

絵本『まほうのハッピーハロウィン』ができるまで【前編】おはなしが芽吹く瞬間

この秋、発売となった『まほうのハッピーハロウィン』。

おかげさまで、ハロウィンコーナーに元気に並んでいます。

おはなしは石津ちひろさん、絵は岡田千晶さんによる

最近すこしずつ暮らしに定着してきた

日本の子どもたちのハロウィンまつりを描いた絵本です。

 

石津さんの文章で描き出される子どもの心の動き、

暮れゆく秋の夕刻の光と影を表現した岡田さんの素晴らしい絵…。

ことし、ハロウィンまつりをできない子どもたちにも

絵本のなかで、その楽しさを味わってもらえるかもしれません。

今日はすこし誕生の様子をご紹介したいと思います。

 

【スタートは一枚のイラストから】

 

岡田さんと担当編集者で、なにか絵本を作りましょう…

と話しだしたのは、実は何年も前のこと。

岡田さんから見せていただいたイラストファイルのなかで

ふと気になったこの1枚の絵。

 

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この女の子、いったいなにをしているのかしら?

このシーンをふくらませておはなしを作りましょうか…と語らいながら

しばらく「おはなし」は動き出しませんでした。

なかなか孵化しない絵本のたまごを「待つ」という時間も

実は大事だったりするのです。

 

そんななか、とある仕事でこのイラストをハロウィンの絵にアレンジした岡田さん。

 

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「なにかが生まれそうな気がします」とご連絡をいただきました。

止まっていた企画が動き出した瞬間でした。

 

ちょうと同じ時期に、原画展会場でばったり出会った作家の石津ちひろさんと

一緒になにかお仕事しましょう、と話した岡田さんから、

このおはなしを石津さんにお願いしたいとご希望がありました。

 

【おはなしの種は実際のハロウィン祭りから】

 

「あんまりハロウィンにでかけた経験がないから、できるかしら…」と

おっしゃる石津さんと、実際に取材したいという岡田さんと、

ある秋の日にでかけたのは、川崎市にある英語教室で行われているハロウィンまつりでした。

毎年恒例で20年ほど続いている、地元の方たちともつながったあたたかな会。

 

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教室を長年続けてこられた、ふところの深い先生のもと、

大きな子たちがリーダーとなって開催しているこのイベント。

夕方から夜の数時間の会の中に、

キラキラした興奮や小さな冒険が詰まっていました。

きっとこの夜のことを、ずっと覚えているのだろうな…。

 

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石津さんのなかからお話が少しずつ芽生えていきました。

 

「ハロウィンパーティは、子供たちが、

“非日常”という舞台にあがるようなイベント。

特別な自分になったときに出てくるパワーで、一歩前進し成長する姿を

ミュージカルのようなイメージで書いてみたい…」

フランスから帰国後、舞台の仕事に関わっておられた石津さん。

いつもと違う自分になったとき、湧き出てくる力を

描いてみたいと思われたそうです。

 

おもしろいもので、主人公というのは、

いつも作者の思い通りに動いていかないもののよう。

最初はおとなしい女の子? と考えていた「みのり」を動かしていくと、

どうしても活発な子になってしまうのよ…という石津さん。

対照的におとなしい性格で、勇気を出して変わっていく

「あきと」という男の子を登場させることに。

 

ちなみに秋なので「みのり」「あきと」という名前をつけたそうです。

出てくる猫は石津さん宅にいる半ノラの「しろ」がモデルです。

 

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そして、試行錯誤の末、おはなしは出来上がりました。

岡田千晶さんにこのテキストをお渡しして

いよいよ作画がはじまります。

 

≫後編につづく

 

 

『まほうのハッピーハロウィン』の立体かぼちゃを作ろう!

ハロウィンまであと2週間を切りましたね。

今年は例年のようにハロウィンパーティーをするのも難しい…という方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、おうちでハロウィン気分を味わえるワークシートをご用意しました!

『まほうのハッピーハロウィン』の中でみのりちゃんがつくったバッグとお揃いのかぼちゃを、おうちで簡単に作っていただけます。

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お部屋にそのまま飾ったり、お菓子を入れたり、使い方はいろいろ。

ハサミを使うので、小さなお子さんはお父さん、お母さんと一緒に作ってくださいね。

 

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↑↑左下のかぼちゃが作れます(^^)

 

こちらから画像をダウンロードして、ご家庭のプリンターで印刷して遊べます♪ (用紙サイズはA4です。)

▽1枚目

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▽2枚目

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▽3枚目

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↓↓完成するとこんな感じです♪

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▼ご家庭でプリンターをお持ちでない方▼

セブンイレブンコピー機で印刷できる「セブンネットプリント」にも、10/31までの期間限定で公開しています。プリント予約番号を入力してご利用ください。

【プリント予約番号】 20258233

※2020/10/31迄

 

↓↓ 詳しいご利用方法や料金はこちらをご確認ください

ネットプリントのご利用方法

※ご利用料金はカラー180円です。

 

▼ご注意していただきたいこと▼ 

※個人(営利目的でない場)でのご利用に限らせていただきます。

※二次配布はご遠慮願います。(ご紹介いただける場合はこのページのURLをご案内ください)

 

▼絵本『まほうのハッピーハロウィン』のご紹介はこちら▼

https://www.bronze.co.jp/books/9784893096760/

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