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『新月の子どもたち』感想コメント一挙公開! その17

梅雨が舞い戻ったような日々が続いていましたが、本日の東京・原宿は晴れ間がのぞいています🌞

ちょうど梅雨入りから梅雨明けにかけての時期が舞台となっている『新月の子どもたち』🌝🌚、発売からひと月とちょっと、経ちました。

 

来るべき夏休み、読書感想文に何を選ぼうかな、なんて考えている子にもぜひオススメしたいのが今作。

なぜって、今を生きる子たちにだからこそ読んでもらいたい、現代性と普遍性を同時にかねそなえた傑作長篇だから、です!!💕

 

そんな『新月の子どもたち』に寄せられた、全国の書店員さんからの熱いメッセージをご紹介してきた本ブログ、今日はこの方のコメントです!

 

寝る前に夢の続きを見たいと思ったことがありますが、なかなかそんなことはできないので主人公・令が羨ましくなりました。

夢の世界のトロイガルトでは、「死ぬ」「死なない」の言葉が繰り返し出てくるので、 何を意味するのか予測はつくものの、最後の章でやっと主人公たちが悟っていく。この展開も面白い。

現実の世界と夢の世界で呼び名が違うのに、出会うと気になる存在となり、 お互いわかりあおうとする。

助けたい、死なない、の選択をどう遂行していくか。

自分の新たな心身を、どう自分が受け入れるのか。

ああ、よかった、令はしななかった。友を必要として友ができた。

斉藤さんは、人との出会いも大切なきっかけだと気づかせてくれる。素晴らしいですね。

夏休みのYAフェアの選書に入れます。

 

丸善京都本店・高木須恵子さんのおことばでした!🤗

 

そして、高木さんに作者斉藤さんから直筆のお返事が〜〜☺️

 

 

高木さん、斉藤さん、ありがとうございました!😍

夏休みの読書の友に、ぜひぜひ、です!🌻

 

新月の子どもたち』

斉藤倫 作/花松あゆみ 画

https://www.bronze.co.jp/books/9784893097071/