ブロンズ新社公式ブログ

絵本やイベント情報についてご紹介します。

鈴木のりたけさんと往く、福岡〜田川物語【後編】

2月11日まで福岡県田川市美術館で開催されている、
しごとば大集合! 鈴木のりたけ絵本原画展』。


しごとば 東京スカイツリー』をふくむ「しごとば」シリーズ4作を中心に、
『ぼくのおふろ』『ぼくのトイレ』(PHP研究所)、
『かわ』(幻冬舎)など、鈴木のりたけさんが手がけた
絵本の原画約100点を展示しています。

この展示は、原画だけでなく、
のりたけさんや田川市美術館の学芸員さんのアイディアが
たくさんつまっているのが特徴です。

なかでも、私が「おおぉ〜!」と声をあげたのが、
原画と、その職業で使っている道具をいっしょに展示しているところです。

順路にそって右側に原画、左側に道具が展示してあるので、
絵の中に描かれているものを、リアルに体感することができます。

「しごとば」シリーズの取材で、実際に取材させていただいた方たちから
今回の展示のためにお借りしました。


そのほかにも、なりきり写真撮影スポット、
人気職業投票などもあるので、たっぷり楽しめる展示です。


待ちに待ったイベント1日目!
予定していた会場には入りきれないほど、たくさんの方にお越しいただきました!

予約できない方も多くいらっしゃったようで、ありがたい限りです。
「新幹線絵かき歌」は、やっぱり大人気! 子どももおとなも真剣です。

 

会場はライブさながら、のりたけさんの歌声(?)と手拍子であふれます。
福岡は、山陽新幹線九州新幹線が通っているので、
みなさん新幹線にはなじみ深いようで、盛り上がりました。


次の日は、地元の職人さんをお呼びして、トークイベント。
サングラスにマント…なんとも怪しいでしょう?

だれが、絵本作家、パティシエ、僧侶、学芸員なのか
みんなで当ててみよう!、というところからスタート。

のりたけさん、このコスプレにサングラスだと、パイロットにも見えますね。
お気に召したようで、すごく似合ってましたよ!

「この職業についたきっかけ」や、「別のしごとをするなら?」という
のりたけさんがそれぞれの職人さんに質問するコーナーや、
○×クイズ、どの職人さんがつかっている道具かを当てるコーナーなど、
内容は盛りだくさん! 1分たりとも飽きさせない楽しい内容でした。
(僧侶の方は、途中でバトンタッチしました)


お仕事の合間をぬって、ご協力いただいた職人さんたち、
本当にありがとうございました!!

実際に原画が展示してあるところで、こういうイベントをするのは、
子どもたちにとって(もちろんおとなにも)貴重な経験ですよね。
海外の美術館ではよく見る光景ですが、
アートに触れながら、誰かの話に耳を傾ける機会が身近にあるのは
本当にうらやましいなあ、と思いました。


展示やイベントに際して、田川市美術館の方たちには、
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
特に、何から何までディレクションしてくれた、
学芸員の高木さんには、感謝の気持ちでいっぱいです!

会期はまだまだ続きます。
雪が心配される田川ではありますが、
ぜひこの機会に、足を運んでいただけたら嬉しいです。


(広報・まつや)