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第9回MOE絵本屋さん大賞.授賞式レポート


先日MOE絵本屋さん大賞の授賞式が行われ、参加してまいりました。


*今回の受賞作品


ヨシタケシンスケさんの『もう ぬげない』が第1位、
このあと どうしちゃおう』が第2位とダブル受賞を達成しました。
ご投票いただいたみなさま、本当にありがとうございます!

受賞に際して、ヨシタケシンスケさんが寄せられたインタビューは、
現在発売中のMOE 2017年2月号に掲載中です。ご覧になってください。




*ヨシタケさんのスピーチの様子


授賞式のスピーチでは今回の受賞について感謝の言葉とともに、最後に以下のようなお話をされました。



「今回こうした形でたくさん評価していただいたことは、とても嬉しく思います。
僕自身できないことがたくさんあったり、人のことが信じられなくなることもあるのですが、
そういうできないことがある人、気持ちが弱い人にしか見えない景色というものがあって、
実はそういう人にしか作れないものがあるはずなんです。
僕はそういう枠として物事を表現し続けていけたらいいなと思っています。」


ヨシタケさんの作品がもつ、やさしさの理由がわかる印象的なお話でした。



そして授賞式終了後、ベストレビュアー賞に選ばれた書店員のかたに、
あらためて受賞作についてお話を伺いました。


*左がジャック鷲津駅前ブック館の山本幹子さん、右が紀伊國屋書店横浜店の花田優子さん


『もう ぬげない』ベストレビュアー賞/ジャック鷲津駅前ブック館 山本幹子さん

本書をどんな人に読んでほしいかという質問に対して、
「子育てに携わる人が、『もう ぬげない』のお母さんの目線で子どもたちを見ることができたら、
もっと楽になるんじゃないかなと思います。
お母さんやお父さんには『子育ての見方を変えたらこんなに楽しいんだよ!』とおすすめしたいし、
子どもたちには、『下手に自分の欲求にふたをしなくても、受け止めてくれる大人はちゃんといるんだよ!』と
わかってくれたら嬉しいですね」



『このあと どうしちゃおう』ベストレビュアー賞/紀伊國屋書店横浜店 花田優子さん

花田さんは、本書に関する忘れられない経験をされたそうです。
ある日『このあと〜』に登場するおじいさんくらいの年齢のお客様が、
本書を持ってレジに来られ、お孫さんへのプレゼント用かと思って「包装しますか」と訊いたところ、
「自分のために買うのです」とひと言。
「絵本が年代の区別なく楽しんでいただけるツールだとわかっていたけれど、
これほどダイレクトに経験させてくれるのは今までなかった」と花田さん。
最後に本書について「遺されたもの、遺したもの、色々な境遇にいる人をつなぐすばらしい絵本です。
とりあえず読んでほしいし、『一家に一冊あってもいい絵本』と伝えたいです」と仰っていました。




*最後に三人で写真を撮らせていただきました◎



書店員かたひとりひとりが思いをこめて、販売に携わってくださっているのだと感じるとともに、
ヨシタケシンスケさんの作品はもちろん、
世の中にはすばらしい&面白い絵本がたくさんあるのだと感動した一日でした。


あらためて受賞されたみなさま、おめでとうございます!


(広報 今井)