こんにちは。編集担当の沖本です。
『ぼくのニセモノをつくるには』、書店さんでもたくさん展開していだき、
大好評発売中で、続々と重版が決まっています!! ありがとうございます。
「アイデンティティ」をテーマに、じぶんを色々な切り口で
考えてみる『ぼくのニセモノをつくるには』。
その表現もヨシタケさんならではのものばかり。
たとえば、私の好きなこのページ。
気持ちがコロコロ変わる様がわかりやすく描かれていて
「さすが、天才はちがうなあ」と感心したのですが、
ここに行き着くまでに、実は密かにヨシタケさんは
数々のアイデア出しや検証をしているのです。
その秘密のスケッチを大公開!
どの絵が一番伝えたいことを明快に表現できるか、
たくさんのパターンを考えているのがわかります。
こんな風にして、1ページずつピタッとはまる表現を探っているのですね。
自分の頭の中のもやもやした考えや思いが、
ヨシタケさんのようにバシッと視覚化できると、考えやすくなるだろうなあ。
余談ですが、楽しかったことや思い出は、文字ではなく絵に描いて残しておくと、
ぐっと記憶の定着率がよくなるらしいですよ。
イラストレーションの仕事を長年続けてきたヨシタケさんだからこその、
「こんな風に表現できるんだ」と唸らされる構図や表現の数々が
たくさんつまった『ぼくのニセモノをつくるには』。
大人が見ても面白いです。ぜひ一度、ページをひらいてみて下さいね。
(編集部・沖本)