先日よりお伝えしています、<『りんごかもしれない』×小学6年生の図工>について、
いよいよ、みんなの作品ができあがったようです。
先生から、最後のレポートが届きましたので、ご紹介します。
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【授業レポート】
6年生の「りんごかもしれない」がカタチになりました。
様々な素材を使って、今まで学んできた道具も駆使して。
日常の経験や既習体験から、考えて、悩んで、工夫して、
それぞれの表現へと繋がっていきます。
たくさんの作品からほんの少しだけですが、ここで紹介させていただきます。
★オカマなのかもしれない
「髪の毛は金色じゃないの!?」と周りの友だちに言われても、
最後まで「りんご感」を大切にし、作品を完成させました。
★本当はないかもしれない
デザイン時から、「本当はない」世界のひらめきがありました。
既習体験を活かして、工夫して、徐々に消えていくりんごを見事に表現しました。
★へたをぬいたら爆発するかもしれない
この発想をどうしたら表現できるのか。
悩んで、悩んで、クラッカーを差し込むことを思いつきました。
だからこのりんご、へたを抜いたら本当に爆発するのです!
★平べったいかもしれない
平面を立体で??
木材を上手に切り出して、立ち上げて。平べったいりんごの出来上がり!
その他にも、様々な材料が工夫して表現されたりんごたちが、たくさん出来上がりました。
このりんごたちは、図工室の前に展示しています。
「うわー!」「なんだこれ!」「これすごい!」「おもしろい!!」
6年生だけでなく、他学年も興味津々。座って、のぞいて鑑賞しています。
展示コーナーには、絵本『りんごかもしれない』が自由に読めるようになっています。
3年生から「わたしたちもやりたい!」との声も!(笑)
発想の楽しさ、カタチにする喜び、その過程で感じる悩みやひらめき、
他の人の作品の面白さ、『りんごかもしれない』を通して、
たくさん感じることができたのではないでしょうか。
子どもの力には毎回驚かされるばかりです。
その力が一層、むくむくむくと育っていけるような題材や環境との出会いを
提供していきたいと考えています。
この度、こうした素敵な機会を作ってくださったヨシタケシンスケさん、
ブロンズ新社の皆様に心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました!
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こちらこそ、ありがとうございました!
わたしも子どもたちの爆発する発想力に出会えて、とても刺激を受けました。
今年の9月ごろには、みなさん待望の『りんごかもしれない』につづく
ヨシタケシンスケさんの続刊が発売予定ですので、お楽しみに!
(広報・まつや)