だんだんと肌寒くなり、
家の中で過ごすのが楽しい季節になりましたね。
私もクッションカバーを冬仕様に変え、膝掛けも出し、
冬ごもりの準備は万全です。
さて、そんな季節にぴったりの本ができました。
西村敏雄さんが「新しい画風で」挑んで下さった今回の絵本。
イラストボードに、薄い紙を貼って独特の風合いを出したり、
色の調子をつかむために、何枚も同じシーンを描きくらべたり、
原画が仕上がってからも、自ら何枚も描き直しをして下さったり、
とにかく、手間と時間をかけて、大切につくられた1冊です。
その甲斐あって、原画の素晴らしいこと。
包み込むような優しさと大らかさのある、すてきな絵です。
心にじんわり染みわたっていくよう。
一部を特別にご紹介しましょう。
ほーう(ため息)。
ははーあ(感嘆)。
おはなしも、さりげない優しさに満ちています。
こうしたささやかな気持ちが、
日々の営みをあたたかく、豊かにしてくれるんだよねと、
編集作業中、なんども思いました。
ポップもつくりました!
まんまるで優しい表情のお月様は、見ているだけで
幸せな気持ちになりますね。
肌触りのいい毛布をふんわりかけてもらったような、
優しい気持ちになる『ふくろうのダルトリー』。
寒い日に、おいしいお茶でも淹れて、あたたかなお部屋で
ゆっくりとお楽しみくださいね。
(編集部・沖本)
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