『落語えほんしまめぐり』新刊インタビュー！＜２＞

先週更新した、新刊インタビュー＜１＞の続き。

【広報】ここはこだわった！という部分はどこですか？
【沖本】もともと落語は、声に出し、耳できいて楽しむもの。
「しまめぐり」も声に出して楽しく読めるように、
テキストのリズムや、擬音の盛り込み方などを工夫しています。
擬音やカタカナ部分は、スズキコージさんに手描き文字を描いていただき、
読者の「声に出して読みたい心」を刺激するレイアウトにしました。

・・・どうです？　読みたくなってきたでしょう（笑）。
大騒ぎしながら、楽しくにぎやかに読んでみて下さいね。

【広報】ちょっと笑えるエピソードをひとつ教えてください
【沖本】絵本の刊行を記念して、7月9日に「おやこ寄席特番！」の開催が決まり、
絵本に入れる案内ちらしをつくっていた時のこと。急遽チラシをつくることになり、
失礼承知で「今日すぐに写真のデータをいただけませんか？」と
スズキコージさんにお電話したところ、間髪入れず素敵すぎる写真を送って下さいました。

それがこちら↓

あまりの神々しさに、編集者もデザイナーも一気にテンションアップ！
深夜作業の疲れも瞬殺でふきとび、その後は楽しい気持ちで
さくさく作業を進めることができました。

【広報】いちばん苦労したことはなんですか？
【沖本】苦労したことは、なかったです（笑）。
打ち合わせでは、文我さんのいい声で楽しい落語を間近に聴き、
スズキコージさんのアトリエで楽しいものをたくさん見て、
鮮やかな原画に歓声をあげ……
しまめぐり制作の日々は、とにかく楽しい時間でした。

【広報】今、どんな作品を手がけていますか？
【沖本】みやこしあきこさんの創作絵本と、鈴木のりたけさんの新刊を手がけています。
みやこしさんの絵本は、小さいネズミたちと女の子が、
劇場でくりひろげる不思議なおはなし。
鈴木のりたけさんの絵本は、高い高いタワーが出てくる作品です。
どちらも見応えたっぷりの力作になりそうです。どうぞお楽しみに！

【広報】何かお知らせはありますか？
【沖本】「落語えほん　しまめぐり」の刊行を記念して、
おやこ寄席特番を開催します。
絵本で読んだ落語を、寄席でライブできけるチャンス！
桂文我さんとスズキコージさんによる、トークショーもありますよ。
絵本をお買い上げの方には抽選でチケットがあたりますので、
ふるってご応募くださいね。なつやすみ、親子で大笑いしに来てください！

詳細は後日ウェブサイトでお知らせいたします。